★実際には本文はタテ書きとなります。「絵本のタイトル」と「メッセージ」はヨコ書きです。
赤字の部分がご希望の通りに変わります。                       


ひろくん

むしはともだち



カブトムシp.1  さとう ひろゆきくん へ



   2023年3月15日

  パパ と ママ より

カブトムシp.2 しずおかけん いわたしに すむひろくん
むしが だいすきです。
おともだちの かんちゃんと けんちゃん
むしが だいすきです。
カマキリ コオロギ スズムシ
クワガタムシ セミのぬけがら・・・・・。
でも いちばん すきなのは
やっぱり カブトムシ。

むしたちが あそんでいるのを みると
いっしょに あそびたいなと おもいます。

カブトムシp.3 きょうも むしを みつけに
のはらに やってきた ひろくん
おおきな クヌギのきの
じゅえきを すいにきた むしたちに
「おーい きみたちの なかまに いれてよ
ともだちに なろうよ。」
と いってみました。
でも クワガタムシは しょくじちゅう。
アゲハチョウは ダンスに むちゅう。
スズムシは リーンリーンと うたっています。

カブトムシp.4 「つまんないな ともだちになって
いっしょに あそびたいのに。」
ひろくんは つまらなそうに
アリの こうじげんばを みていました。

すると
「そんなに がっかりしないで。」
と くさの なかから こえが きこえました。
それは おおきな カブトムシでした。
ひろくん いつも ぼくたちに
やさしくしてくれて ありがとう
ぼくたちの おまつりに こない?」
「やった! でも どうやって いくの?」

カブトムシp.5 「ほら ぼくのせなかに のって!」
ひろくんは みるみるうちに ちいさくなって
カブトムシの せなかに またがって
つのに しっかり つかまりました。
「さあ しゅっぱつ!」
かたい はねが ひらいて つばさになり
クルクル パタパタ ビューン ビューンと
エンジンが かかって
ひろくんを のせた カブトムシは
おおきな にゅうどうぐもの うえまで
とびあがりました。

カブトムシp.6 のはらを こえ もりを ぬけ
カブトムシの ひこうきだ。
ブーン ビュルルーン
スギのき クリのき クヌギのき
すりぬけ すいすい
ほっぺに かぜが あたって
とても いいきもち。
やがて ひこうきは
しずおかけん いわたし どんぐりやまの
くさむらに ちゃくりく。

カブトムシp.7 どんぐりやまの ひろばでは
ピーヒャラ ピーヒャラ ドンドンドン。
クワガタムシが たいこを たたき
コオロギが ふえを ふいて
そのまわりを いろいろな むしたちが
わになって おどって います。
ねんに いちどの おまつりに
あかや あおの ちょうちんが
ゆらゆら ゆれて
あちらも こちらも おおにぎわい。

カブトムシp.8 「さあ ぼくたちの なかまを
しょうかい しよう。」
カブトムシは ひろくん
いろいろな むしたちに
あわせて くれました。
いつもは こわそうな むしたちだって
ニコニコ わらって
ひろくんと あくしゅしました。

カブトムシp.9 ひろくん のどが かわいたね。
カマキリの こおりやさんで
あまくて つめたい こおりを たべよう。」
おみせでは アゲハチョウが
ながい くちで チュウチュウと
こおりいちごを すっています。
むしたちは あまいものが だいすき。
つぎから つぎへと むしの おきゃくで
こおりやさんは おおいそがし。

カブトムシp.10 いよいよ おまつり いちばんの
すもうたいかいの はじまりです。
ひろくんなら
ゆうしょうを ねらえるよ。
きょうてきは クワガタムシだ。」
どんぐりやまの よこづなには
いったい だれが なるのでしょう。
ずらりと ならんだ せんしゅたち
じしん たっぷりの ミヤマクワガタ
おひげの ながい シロスジカミキリ
ふとっちょの コガネムシ。

カブトムシp.11 のこった のこった はっけよい
ぎょうじは となりむらの ハナムグリ。
やっぱり クワガタは ちからもち
カミキリムシを おしだして
コガネムシには したてなげ。
のこるは ひろくん ただひとり。
どひょうの まわりは おおさわぎ。
「がんばれ クワガタ!
がんばれ ひろくん!」
「にーし ひろくんやま ひろくんやまー。
ひがーし クワガタやま クワガタやまー。」
ぐんばいが かえって どひょうの まんなかで
ちから いっぱいの おしくらべ。

カブトムシp.12 クワガタやま よった よった
あぶない ひろくん ゆだんをするな。
そのとき ひろくん とくいの うわてなげ。
クワガタやまは
どひょうに ひっくりかえりました。
「やったぜ おうえん ありがとう。」
ひろくんは おおきな こえで
おれいを いいました。

カブトムシp.13 すずしい かぜが のはらを
わたって いきます。
せみの がっしょうが つづいています。
とても きもちの よい ごごなので
ひろくんは いつのまにか
くさのうえで ねむってしまったようです。

ゆめの なかでは ゆうしょうした
ひろくんの ひょうしょうしきが
はじまる ところです。


ひろくん へ

  〈ご希望のメッセージ〉
     (白紙も可)

     パパ と ママ より
  (特にご指定がない場合は、絵本の「贈り主」の名前が入ります。変更も可)

カブトムシp.14 ( ミニ昆虫図鑑です ) カブトムシp.15

カブトムシp.16 ( ミニ昆虫図鑑です ) カブトムシp.17